日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『神王の禁域』
 【桑原水菜 Libreビーボーイスラッシュノベルズ】

『犠牲獣』みたいな路線かと思ったらけっこう甘甘路線だった。
オンコー国の国王は神殿の蛇神に毎夜聖液を与え養わなければならないっていう、まあ、そういう話し。
クメール王朝のイメージらしいので、カンボジアの遺跡のああいう感じの世界観。
毎夜って大変だな、週一とか月一で我慢できないのか、と思ったり。

もうちょっと南方的暑さが感じられるとよかったようなー。
『犠牲獣』
 【桑原水菜 リブレ】

とりあえずこの本を見た人が総ツッコミするであろう、帯の「桑原水菜×初BL」の文言。
え・・・。
・・・・・・。

じゃあ、初ということで!
今まで書いていたのはBLではない、と。そういうことで!
BL三種の神器?そんなものはみんな知らん。

余計な前置きが長くなったけど、いつもの桑原節です。
ミラージュ、赤の神紋を経て、もうこういう話しは書かないのかと勝手に思っていたけど、やっぱ書くんだねー。
密林の王と、その王に滅ぼされた国の王子の七日間の物語。
BLってでかでか書いてるけど、BLのセオリーではこのオチにはならん。
それが桑原水菜。
ただ、七日間をもう少しねちねち書きそうなものですが、雑誌の読みきりだったからこのくらいなのかな。

ラストは正直、天変地異でも起きない限り、儀式は執り行われると思うのです。
ならいっそ、そこのシーンもしっかり書いてもらってもよかったなぁと思いました。
エロよりグロですが水菜先生ならやれるんではないかと。
いやしかし、すごい着地点だな。
たまにはどうしたの!?と言いたくなるくらい甘い話し書いてくれないかな。
『赤の神紋 第14章DivingRed』
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

ついに最終巻です。
ミラージュと対というか、ミラージュの副産物というか、そういうポジションの作品だけに終わるというのがなんとも感慨深い。
ミラージュと赤の神紋は書くのもしんどいと思いますが、読むほうもしんどい。
終始自分の在り様を問われているような気がしてきます。

あまり私的な感想を述べたくないので、表面的な感想だけ書いときます。
前半(この巻のではなく全体の)を読んでいたときは、一体どこに着地するんだとはらはらはらはらしっぱなし、不安やら心配やらでいっぱいだったのですが、平和な着地点に到達できて本当によかったです。
もちろん、響生はこれからがんばらねばなりませんし、またがんばる過程で似たような苦しみに陥ることもあるかもしれない。
でもこれを乗り越えた響生はきっと次も乗り越えられるのでしょう。
七転八倒の人生ですが、なんとなく私は羨ましい。
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『真皓き残響氷雪問答 炎の蜃気楼邂逅編』
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

短編二編が収録された、ちょっと小休止な感じの巻。
直江さんは一人ぐるぐるしてますが。いつものように。
今回の表紙好きだなぁ。

「氷雪問答」
景虎さまが意外ととんちがきくという話し。
とんちというか、屁理屈なら負けねぇぞ、というか。
ミラージュ定番な、雪の温泉シーンもあり、と書くといらぬ期待を抱かせてしまうな。景虎さまの入浴シーンは残念ながらございません。
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『赤い鯨とびいどろ童子 炎の蜃気楼』
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

2007年8月に出たものですが、一年半前ではまだ、読めなかったようです。
邂逅編を読んだ今の流れなら読める!という感じで読みました。
完結する前後に発表された、短編を集めたものです。
完結前後に書かれたせいか、四国まみれです。いいなぁ。四国。
北海道はついに来てもらえなかった・・・。凄い悲しい。
代わりに、シュバルツ・ヘルツでは大いに舞台にしていただいてますが・・・。夜叉衆に来てもらいたかったなぁ。
まぁ、あと、響生の出身地でもありますが・・・。
それと一応、高耶さんの名前の由来の地でもありますが・・・・それでよしとしろと?
そうですね、舞台になってたらそれはそれで大変だったのかもしれません。私が。

ということで、一本一本感想を。
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『真皓き残響 琵琶島姫 炎の蜃気楼邂逅編』
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

『天地人』でフラストレーションが溜まった勢いで、寝かせておいたミラージュ邂逅編に着手。
なんかもう、内容がどうのこうのとかそういうのはもうどうでもよくて、ただひたすら変な声出る。
あーとかうーとかおーとか、そういう感じで。
最終巻を読んだのが2004年か。
もうそんなに経つんだなぁ・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
あ、過去に持ってかれてました。失礼失礼。

いつものことですが、ミラージュの感想は頭おかしいのでつっこまないでやってください。見逃してください。
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『燃える湖底のラム 前編・後編』
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

ザックの裏切りにあった奏くんでありますが、黒い心臓の伝承を訊ねてはるばる北海道へ。
そう。ついに桑原作品の舞台が北海道に。
待ってたよー、ウエルカムだよー。
でもミラージュの時に来て欲しかったよー。
今までも微妙に北海道は出てきたのですが(響生が函館出身だったり)こんなに本格的に舞台になるのは初めてです。
でもきっと、道東方面が舞台なんだろうなぁとなんとなく思っていたのですが、支笏湖だの小樽だの。近いぞ!
知っている場所が舞台になるのは嬉しいです。

湖底というから、阿寒湖とか摩周湖、洞爺湖あたりにいくかと思いきや、支笏湖。
さすがです。水菜先生。
手宮洞窟とかローソク岩とかさすがのマニアックさです。いえ、さすがの取材力です。
神威岬はよいとよく聞くけど、観に行ったことないなぁ。今年は行ってみるかなー。
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『シュバルツ・ヘルツ ゲスタァン』
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

水菜先生は一人称書きの方が合ってるのではないかなぁと思いつつ読んでいました。
番外編です。
ザックとケヴァンが仲良くしていてなんだか不思議な気持ちになります。

さて、本編はどうなってきているのか。
そろそろ追いつきたいと思います。
『イルゲネス 上下』
【桑原水菜 マッグガーデン】

帯にでかでかと「桑原水菜の初SF」と書かれていますが、いつもの水菜節であります。
上下巻ということで、あまり真価発揮せずという気はしましたが。
やはり一冊丸々独白に費やすくらいの勢い、無茶っぷりが欲しいですね。
イルゲネスでいうと、一冊フォンがずーっとぐるぐるしてたりしたらよいですね。
あと、ジェイクがわりと普通人だったので、こう、もっと、桑原キャラならもっとこう、来いよ!的な気持ちになったりもいたしました。

例えばミラージュが上下巻だったら、こういうあっさりした話しになったのかな、と思ったりしてみました。
だったらいいなという意味ではないのですが。

読んでいる間、『赤の神紋』の作中劇「熱狂遺伝子」を思い出しました。

それにしても、水菜先生が親友を書くとこうなるか、と。
『アリアドネの糸車 シュバルツ・ヘルツ―黒い心臓―』
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

こんなにアクション満載小説はコバルトでは桑原先生くらいじゃなのか、と毎度思う。
満載なだけじゃなく、派手。

思い悩むと仏様に会いに行ってしまうあたりに、某N氏を思い出しますが…。
アイザック氏、どんどん苦悩も深まり、桑原的だめんずの真価(?)発揮してきてます。
奏のことは好きだが、兄の心臓は取り返したい。
その傲慢と偽善がたまらないですね。

ケヴァンの言葉と、アイザックの言葉のどちらを信じたらいいかわからない奏@主人公には本当に、心から強く生きろと言ってあげたい。
15歳で桑原小説の主人公やるのは大変だよ・・・。がんばれ、奏。
彼のこれからを考えると、本当に気の毒で気の毒で・・・。負けるなー!
特にアイザックに。