日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『百舌谷さん逆上する 9・10(完)』
【篠房六郎 講談社アフタヌーンコミックス】

世にいうツンデレが、「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」(命名:伊藤計劃)という先天性の病気であるという設定のもと、ツンデレ美少女・百舌谷さん(小5)を中心に繰り広げられるバイオレンスな愛と悲しみと笑いの物語も完結です。
愛情を感じるほど痛めつけてしまい、憎んでいるなら憎んでいるでやっぱり痛めつけてしまうことになるならどちらも一緒じゃないか、と複雑な感情を持て余してる百舌谷さんは、とてもシリアスなのだけれど、周りで巻き起こるすれ違いと空回りの騒動に、もう笑えばいいんだか感動すればいいんだかよくわからないまま最後まで来ました。
「笑っていいのか泣いていいのかわからん作品」という作者の狙い通りのものにはなっていたと思います。

最初から最後まで、番太郎がハライチ・澤部に見えました。
『パンプキンシザーズ 1〜14』
 【岩永亮太郎 講談社】

1から14の感想をまとめるのもどうかという気がしたけれど、ばらばらに書くのも面倒だったので。
戦災復興部隊というお飾り部隊(6人しかいない)が主役。
ちょっと他の戦争物とは違う印象なのは戦災復興が名目だからか。
キャラクターがみんなよいです。
少尉と伍長。
男勝りでまっすぐな女性キャラって大抵苦手なんですが、アリス少尉のまっすぐさは嫌じゃない。
伍長との関係も好き。
ちゃんと二人で幸せになってもらいたいなぁ。
伍長はいつでも死にそうだから心配。
『町でうわさの天狗の子 1』
 【岩本ナオ 小学館フラワーコミックス】

天狗の父親と人間の母親の間に生まれた秋姫が主人公。
小さな町の中で、親が天狗様なのは周知のことで、なんとなくみんな自然に不思議を受け入れているゆるさがいい。
父親が天狗でちょっと力が強い意外は普通の女の子として、普通にクラスメイトに片思いして、友達とわいわいしたりという普通の話し。
現時点では。

出てくる子達がみんなかわいい。
特に天狗を目指してる瞬ちゃんと、秋姫の友達のミドリちゃんがかわいい。
『雨無村役場産業課兼観光係 全3巻』
 【岩本ナオ 小学館フラワーコミックス】

フラワーコミックス久しぶりやな。
若者三人しかいない雨無村の職員ギンちゃんと、給食作りしてるメグと、ぷらぷらしてるスミオのトライアングルな関係。

ギンちゃんが主人公なのだけれど、少女マンガで男の子が主人公なのも珍しいし、メグが小柄でぽっちゃりで無愛想なのも珍しい。でも可愛い。なんか可愛い。
そしてスミオはギンちゃんが好きという。
吉田秋生の鎌倉物をもう少し、ほんわかしたような話しです。
三人の恋の行方と、町興しのために企画した桜祭りのためにがんばる村人達が並行して描かれている。
ここまで田舎じゃないけど、やや田舎に住んでいる身としては、食い物と景観だよなぁ、やっぱりと思ったり。

三人の関係は、そこにしか落ち着きどころはないとは最初から分かっているとしても、やっぱりなんだか寂しくなる。
東京でスミオ大丈夫かなーと心配になっちゃう。何しろ若いからこの先、長いよ。
『KOBAN』
 【石川ちか フュージョンプロダクト】

中村光の帯に引かれて。
身長192cmの新米お馬鹿巡査の千波と、優秀で若くして巡査長になったけれど、身長は防犯ボール22.6個分の武田の交番シュールギャグ。
帯にシュールって書いてあるけどそこまではシュールじゃない。
うふふっくらいの笑いかな。
それこそ中村光っぽい。荒川の方だけど。

身長差大好きなので、ちっさい武田先輩がかわいい。
『プリーズ、ジーヴス 2』
 【漫画:勝田文 原作:P・G・ウッドハウス 白泉社】

1巻の時は、原作の忠実な漫画化だなぁという印象で、正直可も無く不可も無くだったのですが、2巻になって勝田先生がバーティ、ジーヴスをものにしたな、という感じがひしひしと。
テンポもよくなり、漫画になった甲斐もあるというもの。
1巻の感想が、goodならば、2巻はgreat!とでも言いたい。
先生おみごとです。

今回は、ジーヴスが初めてウースター家にやってきた話と、ジーヴス視点の話しが入ってます。
どっちも原作で好きな話し。
特にジーヴス視点の時のバーティは超絶可愛いな!どうなの、子犬のように震える若主人!!
愛らしいなぁ。
ジーヴスはドSだしなぁ。英国って凄いなぁ。
執事ってもれなくS属性なんだな。
伝統?そうなの?

ジーヴスが若主人との二人の生活を守るためならなんでもする、というのがよくよくわかる巻であります。
がんばれバーティ、いろいろと。

巻末、短編小説も収録されてます。小説、漫画と二度楽しめるジーヴスシリーズは素敵ですね。
『鋼の錬金術師 27』
 【荒川弘 スクエア・エニックスガンガンコミックス】

ついについに最終巻で。
当然のことながらネタバレ満載でいかせていただきます。
読了すぐなのでまだちょっと未消化な部分もありますが…。
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『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』
 【伊藤潤二 講談社】

ホラー漫画家の伊藤潤二による猫エッセイ漫画。
こんなに禍々しい猫エッセイあんまりない。
帯に「禍々しくなんかないですよ」と書いてるのが白々しい。
内容は確かに禍々しくないかもしれないが、終始絵が禍々しい。
なんかもう、猫も人も怖い。
だって奥さん白目だし。
なぜか、お互いにイニシャルで呼び合ってるし。
伊藤先生おもしろいなぁという一冊。
そしてよんは確かに変顔の猫。
『モテキ 全4巻』
 【久保ミツロウ 講談社イブニングKC】

『トッキュー!』とはうってかわり(原作つきじゃないからという のもあるが)、モテない男子が急にモテ始める話し・・・ではない。
20代最後のちょっとした成長物語ですねぇ。
なんかもういちいち痛い わ。
幸世に全面的には共感しないけど(男女差あるし)、あぁまぁ、そういうこともあるよねぇ・・・・と。
登場する女子たちも、けっこう一 癖二癖あり、その辺のリアリティはやっぱりミツロウ、こんなんでも女子だな、と。
1巻の巻末でうっかり騙されかけたというか、今までが騙されてた の!?と思いかけたけど。
いや、トッキュー時代からコレ本当に女子が描いてるのかなぁと疑惑だったので。今回の作品も、やっぱりよく女子が描けた もんだな、とは思いましたけど。

ラストはすっきり!という感じではないけど、これくらいの進歩がリアルなんだろうな。
この後も、 きっと幸世はふらふらしてるし、仕事も相変わらずないんだろうけど。
・・・この後にやってくる、30代編が一番悲惨なんじゃ。

オ ム先生がどんどんプンプンになってて怖かったよ。
あんなにまるごとプンプンで大丈夫か、と思うけど。いいのか。

あと、タイトルは みんな歌の題名なのかなぁ。いくつかしかわからないんだけど。
『さよならキャラバン』
 【草間さかえ 小学館フラワーコミックス】

BL作家が普通の話し書いたときにその真価が問われると思うのですが、どうでしょう。
ちょっと不思議な連作短編集。掌編ぐらいのも含む。

ひょっとしたらBLじゃないものの方がおもしろいかも、と。
女の子もかわいい。
新たな可能性が垣間見える作品集でますます今後が楽しみな作家さんです。