日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『ミスト』
【監督:フランク・ダラボン アメリカ】

ショーシャンクは観てないけど、グリーンマイルは観ました。
で、その二作のイメージで感動もんだと思っていくと手ひどい裏切りに会うこと請け合い。
私はキング作品はホラー系のほうが好きなんですけども。まぁ、キングに限らずホラーサスペンス系が好きなんですが。

キングなのですっごい恐怖感を盛り上げといてラストはエイリアン(のようなもの)かい!というような展開があるんじゃなかろうか、と思ったのだけど大いに期待はいい方向に裏切られます。
というか出来が良すぎてすんごい鬱映画となってます。

謎の霧が発生して、その中に何か恐ろしいものがいる、ということで客として訪れたスーパーに立てこもることになる人々。
かなり早々に霧の中の何かは姿を見せるので、その辺はちょっと拍子抜け。
でも恐ろしいのは得体の知れない何かではなく、恐怖に追い詰められた人々のとる行動そのもの。
こういう群集心理系は苦手なので、いやだなぁいやだなぁと思いつつ観てました。
主人公の息子が「ぼくを怪物に食べさせないって約束して」って言うセリフが絶望的すぎて泣きそうになる。

以下、ネタバレ含む。
いったいこの話しはどういうオチをつけるのだろうと、さっぱり予想がつかないながら、終盤、主人公たちを載せた車が霧の中に出発し、BGMがここで急に流れたときは、『鳥』のようなエンディングになるのかと思いました。
でもその後、車の行き着く先に待っている絶望たるや・・・!
観てるときに気がつかなかったのですが、ラスト主人公の横を通り過ぎるトラックに乗っているのが、最初にスーパーを出て行った女の人だっていうのがまた、凄い、凄い鬱。
エンディングも途中でBGMが消えて、戦車やヘリの音だけになるのも、もうやめてくれというほどの鬱。

観終わったあと、うなだれること間違いない傑作です。

余談だけど、オリーが見た目に反して大いに活躍して、なるべく長く生きてもらいたい、と思って観ていました。
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