日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『アイ・アム・レジェンド』
【リチャード・マシスン 訳:尾之上浩司 早川書房】

ウィル・スミス主演映画の原作。
解説にもあるように、この原作の映画化はウィル・スミス版で3回目。『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』も入れれば4回映画化している。
ウィル・スミス版、ナイト・オブ〜と大きく違うのは、ゾンビじゃなくて吸血鬼っていうところ。
蘇る死者という点は一緒だけど、吸血鬼なので話す。ある程度、知性も残っている。
この塩梅が曖昧なので、そんな多勢に無勢で数年間もよくこの主人公生き延びられるな、というのが正直気になる。
吸血鬼なので、十字架、ニンニク、日光、杭などの弱点もある。
それらにはおいおい説明付けがされていく。

ゾンビの方で見慣れているので、こういう終末もので吸血鬼ってなんだかなーと思いながら読んでたのだけど、最後の最後のオチのためには知性も思考もないようなゾンビじゃだめだったんだなぁという納得。
以下ネタバレ。
吸血鬼には二種類いることを突き止める、主人公。
死んで蘇るもの、生きたまま吸血鬼したもの。
ラストに生きたまま吸血鬼したものの集団がいることがわかり、そしてその集団にとっては非感染者にして、日中自由に動けて自分たちの仲間を殺していく主人公・ネヴィルが脅威である。
少数派と多数派が逆転している今、ネヴィル自身が平和を乱すものであることに気づき「アイ・アム・レジェンド」という言葉になる。
映画とは全く逆の意味。
バッドエンドでもあるけれど、解説にあるとおり満足感もあるのかもしれない。
なかなか含蓄あるセリフだと思う。
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