日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『異邦人』
【カミュ 訳:窪田啓作 新潮文庫】

母の死の翌日に、海水浴に行き、女と関係を結び、喜劇映画を観、自分とは直接関係のなかった男を殺したことにより、死刑の判決を受けるムルソー。

裏の粗筋ほぼそのままなんですが、不条理を描く小説として有名で、この粗筋からなんとなく主人公がサイコパスのようなものとして書かれてるのかと思ったのですが、そういうわけではなかった。
そういう風に読む人も多いかもしれないし、それこそがこのムルソーがたった一人殺しただけで死刑の判決を受ける理由にもなるのだけれど、私にとってはムルソーの心の動きが理解不能なものではなくて、ラスト、殺人で裁かれるのではなく「母の埋葬に際して涙を流さなかったこと」に対して裁かれることに暗澹とする。

再三断り続けた司祭についに激するところもすごいわかる。

あと、リーガルサスペンス好きとしては、ムルソーくんはもっといい弁護士つけるべきだった、と思いました。
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