日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『すべての美しい馬』
【コーマック・マッカーシー 訳:黒原敏行 早川書房】

祖父の死で牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョン・グレイディ・コールは親友のロリンズと馬に乗って、メキシコへ渡った。
道中で、年下の少年と出会い、思いがけない運命をたどっていく。

映画化しているようですが、そっちは観ていません。

主人公のジョン・グレイディと出会った少年ブレヴィンズとの道中は、冒険物語にも見える牧歌的なものなのだけど、ブレヴィンズの馬がいなくなって以降、不穏な展開に。
そして、ジョン・グレイディとロリンズが辿り着いた先で、ジョン・グレイディが身分違いの恋をすることにより一気にバイオレンスの色合いが濃くなる。
二人が刑務所送りにされてからの重苦しいほどの緊張感と暴力は青春小説とは呼び難い。
ジョン・グレイディの一本気な道徳観はこの不条理な暴力の中では清々しいし、ロリンズとの友情もいい。

会話のカッコがなかったり、一文の独特の長さが慣れないとなかなか読みにくい。翻訳大変だろうなぁと思う。
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