日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 『岸辺露伴は戯れない』 | main | 『どこの家にも怖いものはいる』 >>
『The Book』

【集英社 乙一】

 

ジョジョのノベライズシリーズ、乙一編。

舞台は4部のその後の杜王町で、メインのメンバーもだいたいそのまま。

これを執筆していたのがたぶん、『ZOO』とかの頃だったと思うのだけれど、ちょくちょくジョジョの小説の進捗が芳しくない…とこぼしていたような記憶があり、大変なんだなーと思っていた思い出。

その頃、私はジョジョを未読だったのでその大変さがいまいち想像できてなかったけど。

読んでみて、たぶん、乙一は人のキャラや設定を借りて書くのに慣れてないのかな、という印象。

まあ、普通の作家は慣れてないのかもしれない。

あと、超ネガティブ陰キャな作風だった(今はそうでもないけど)当時の乙一、超ポジティブ肯定感の塊みたいな荒木キャラが書きにくそう。

 

という感じでこじらせが行間にただよってたけど、オリジナルキャラのパートは乙一らしい嫌な話しで、そういうじめっと感は荒木先生からは出てこないから新鮮でいいと思いました。

 

ストーリーは、4部後の2000年の年明けから数カ月にわたる、露伴と康一が遭遇した殺人事件の物語。

主にオリジナルキャラである、少年と少女、そして、数年前に起こった壁のはざまに閉じ込められた女性の視点で語られる。

オリジナルのスタンド「The Book」がおもしろかったね。

(でもラストバトル、露伴が最初に到着してたらあんまり苦戦せずに露伴が勝てそうなスタンドだった)

 

康一くんの爽やかさでなんとなくきれいに終わった気になるけど、だいぶ陰惨ですよ。こいつは。

仗助にとってはけっこう苦い事件になったんじゃあないかなあ。

億泰がとても善戦しててよかったね。

スポンサーサイト
COMMENT









Trackback URL
http://bluestacks.jugem.jp/trackback/1601
TRACKBACK