日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『ミステリ・アンソロジーV 血文字パズル』
【有栖川有栖 他 角川スニーカー文庫】

面子だけ見ると、スニーカー文庫という気がしない、本格的なミステリアンソロジー。
こんな表紙にするならスニーカー文庫で出す意味ってなんなんだろう?角川文庫じゃだめなのか。
私はダイイングメッセージネタはそれほど好きじゃないのですが、麻耶の名前があったらば読まねばな、と。
「砕けた叫び」 有栖川有栖

火村ものの短編は、朝井女史の登場率が高い、ような気がします。
やはりいい年した男二人がいつも一緒にいることに、有栖川有栖氏自身も違和感を覚えているのかもしれません。
読み手が推理するのはちと難のような気もしますが、アリスが今回はお手柄。珍しく。本人はわかってないところがまた、アリス。
朝井女史の最後のオチも微笑ましく。
↓のメルと美袋とは正反対で、火村とアリスは相変わらず仲良し。

「八神翁の遺産」 太田忠司

私、この人の小説を読んだことがないです。
これこそ推理するのは不可能、なのですが、二人の探偵の設定がちょっと面白い。
シリーズ探偵なんでしょうか。

「氷山の一角」 麻耶雄嵩

上記のデュパン鮎子に続いて、メルカトル鮎。探偵は“鮎”の字が多いのか。
犯人云々よりも、1ページ目で「これは美袋がメルに新手の嫌がらせをされているに違いない」と看破できたことが妙に嬉しい。
実際は、嫌がらせではなく報復でしたが。
メルの凶悪な性格(美袋談)が今回も如何なく発揮されていて楽しいです。

「それに私もワトソン役がどういうものなおか興味があるんだよ。いつもいつも引き立て役の恥辱に甘んじてばかりで、なぜ潔く首を吊ろうとしないのかとか」

ここまで言われてなんで美袋がメルと付き合っているのか今もってわかりません。こいつらはどこでどう知り合って今に至るのか。
メルの「生きている間に君の探偵姿を目の当たりに出来るなんて〜」というセリフに苦笑。
メルの極悪な性格をついつい許してしまうのも、彼が『翼ある闇』で・・・だからなんでしょうな。

メルと美袋の短編集、また出ませんかね?
そういえば最近、長編出してませんね。麻耶氏。

「みたびのサマータイム」 若竹七海

やたら恥ずかしい雰囲気で、苦笑しっぱなし。
爽やかな青春小説の雰囲気と、石器時代の女子高生か?というような渚ちゃんの一人称。
ちょっと寒いぞ。
若竹氏の(この人女性でしたっけ?)小説のこの爽やかな雰囲気がどうにも肌に合わないようです。
結局、ミステリーか?という話だったし。やれやれ。
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