日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『紅迷宮』
【結城信孝編 祥伝社】

女性作家ミステリーアンソロジー。
五條瑛がいなければ、絶対に手を出しそうもない顔ぶれのアンソロ。
なんでここに五條がいるのか、不思議なくらいに浮いている。
女性作家はあまり読まない。いや、そうでもないか。
女性作家は苦手な文章を書く人に当たる率が高い。
唯川恵「いやな女」
柴田よしき「どろぼう猫」

同じネタが二つ。
どちらもたいした意外性もなく。それくらいの嫌な女はそこらにいるし。
「どろぼう猫」の方がその後が気になる分、面白いかな。

五條瑛「地底に咲く花」

思えば五條の短編を読むのは初めて。
短編でも五條は五條だなーという感じで、中身も重みがあってよい。
本当にキャラ作りがうまいね。
五條の女の人って素敵だ。
地底に咲く青い花のイメージも美しく、切ない余韻。

光原百合「橋を渡るとき」

一番ミステリーというか、推理小説の体裁を守っているし、ネタもいいと思うけれど、文章が苦手なタイプ。
なにが、とか、どこが、というわけでもないんだけれど、なんとなく。
唯一、重くないネタでよいとは思います。
亜愛一郎って誰の探偵だっけ。

桐生典子「まなざしの行方」

車椅子の女性の、足の描写に谷崎潤一郎の足フェチを思い出しました。
あそこまで、執拗で艶のある描写じゃないですけれど(比べるのも悪いですが)
なんていうか、ふーん・・・という感じで。
どうせならもっと、執拗な視点で書いてもらった方が濃くてよかったのに。

篠田節子「失われた二本の指へ」

なんつーか、これこそ、ふーん・・・・・・以外に言いようもなく。
意外なオチもなく。
一応、ミステリーアンソロジーなんだからさ。
これは、編者の責任か。書下ろしじゃないもんな。

森真沙子「笑うウサギ」

途中まで面白く、ウサギの謎も魅力的だな、と思ったんですけれど、やっぱりありきたりなオチに落ちつく。
誤解させておく必要ってなんだったんだろう?

小沢真理子「天鵞絨屋」

「ビロード」って漢字変換してくれないのね・・・。
時代が錯綜していて読み終わっても一瞬、なんだったのかよくわからなかった。
わかったらわかったで、やっぱりだからなんなのか・・・という気も。
事の因果関係がいまいち。

永井するみ「落花」

まあー、おもしろいけどね・・・。
ミステリーって言われると、どうしてもどんでん返しを期待しちゃうんだよ。
だからね、私は男と女のミステリーみたいなのは苦手なんだってば。

小池真理子「ロマンス」

なんか、女性作家ってペンネーム似てませんか。
字面とか音とか。わかりにくい。
なかなか面白かったと思います。
そのあと主人公はお付き合いを続けるんでしょうかね。三国さんと。

解説は、各作家の紹介みたいなもの。
もう少しつっこんだこと書いてくれればいいのに。
この人、五條の作品読んだことあるのかなーとちょっと疑惑。

五條以外は初めて読む作家ばかりだったけれど、これで長編も読んでみようとまで思う作家はいなかったな。
森真沙子のホラーは少し読んでもいい、かな。
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