日々読んだ本(漫画、映画、例外的にテレビドラマ)の感想を、
ネタバレあり、粗筋なしで書いています。
批評批判は目的ではなく、個人的な感想文です。
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『いま、危険な愛に目覚めて』
【栗本薫選 日本ペンクラブ編 集英社文庫】

ボーイズラブとはまた違った意味で濃い表紙にちょっぴり尻込みますが、自分でレジに持っていったわけではないので良かったなと。
タイトル通り表紙どおり濃いアンソロジーです。
これを読んで気がついたのですが、私はあまり耽美なのは好きじゃないみたいですよ。
谷崎は好きですよ。少年愛的耽美が好きじゃないみたいです。

「片腕」 川端康成
これは前に、『眠れる美女』に収録されていた時に読みました。
感想も書きましたけれど、今読むとあまり感想になってなかったですね…。
娘から腕を一晩借りて、その夜はずっと幻想的な描写が続くのですが、最後、目覚めた一瞬に娘の腕を思わず投げ捨ててしまうのが印象的。
「片腕」 川端康成
これは前に、『眠れる美女』に収録されていた時に読みました。
感想も書きましたけれど、今読むとあまり感想になってなかったですね…。
娘から腕を一晩借りて、その夜はずっと幻想的な描写が続くのですが、最後、目覚めた一瞬に娘の腕を思わず投げ捨ててしまうのが印象的。

「踊る一寸法師」 江戸川乱歩
いいですよねぇ。乱歩。
それだけ。

「侏儒」 栗本薫
正直、栗本薫の小説好きではないのです。
なんででしょうね。趣味が合わないだけなんでしょうけど。
解説の方がよほど面白かったので、中島梓の方なら好きになれるかも…かもですけど。

「獣林寺妖変」 赤江瀑
今となっては定番の伝統芸能ネタ。
血天井に最近のものと思われる血液が発見されるという謎に対する、回答があんまり魅力的じゃなかったな。

「前髪の惣三郎」 司馬遼太郎
『御法度』まだ観てないんですよね。
司馬遼太郎の新撰組の皆様、好きなんですよ。他の作家のは知らないし、新撰組もさほど詳しくないんですけれどね。
山崎さんが、おいしいな、と。
土方さんかっこいいですし、沖田君もよいですし。
うん、まあ、惣三郎はどうでもよいという・・・

「会いたい」 筒井康隆
この人の略歴「小学生の頃知能指数が187もあり、動物学者である父をあわてさせて」という一文が一番びっくりです。
どりで変な人だと思ったよ。
感想を述べるのは難しいのですが、面白かったです。

「カイン」 連城三紀彦
このタイトルなので、兄弟とか双子オチかと思いましたが、関係なかったですね。
私としましては、タカシが受けだったのか攻めだったのか、それが気になりますね。
普通に読むと攻めなんですけど。

「公衆便所の聖者」 宇能鴻一郎
やっぱり括約筋というのはゆるゆるになるのだね。
どのくらいの頻度で(もういいから)
この話の感想を書くためには男根崇拝のことを書かねばならないのですが、また変な用語で検索ひっかかっちゃうよ…。
私にはないので、全く分らない話です。男の人ってどう思ってんですか?他人のもの。
ただ一ついえるのは崇拝するのは男の人だけだってことです。
遺跡から男根をかたどったと思われる物が発見されたりする所をみると、随分昔からある感情なのでしょうけれど、間違いなくそれも男の人が作ったものですよ。
ゲイだとかそういうことは関係なく。
もう一つ思うのですが、女の人って何者も崇拝しないと思うのです(男根の話だけじゃなくて)。信仰はしますよ。
男の人って何かと聖性を見出しますよね。
そしてその聖性から、除外されるのはいつも女の人。だから崇拝しないのかもしれません。
この話は、男と女のカルチャーショックって感じで興味深かったです。

「星ごろし」 小松左京
小松左京もまだ読んだことないんですよね。いきなりこれから入っていいんでしょうか。
T・Kがグスタフを愛してたってのが、最大のオチだったのか・・・
普通の人ならびっくりするところなんでしょうか?
私なんて二時間の殴り合いのシーン、実はくんずほぐれつの戦いだったんじゃないの〜?くらい思ってたくちなので、むしろ当たり前だよ、知ってたよ、て思ってました。
ところで、T・Kとグスタフならどっちが受け(その話ばかりだな)

「日曜日に僕は行かない」 森茉莉
JUNE系のさきがけ、なのかなんなのか。
この人の小説がなかったら、今の氾濫するボーイズラブ小説もなかったかもしれない、という点ではとても罪作り。
初めて読むのですが、ようやく馴染みのある話になったな、と妙にほっとしました。
やはりですね、攻めの方ももっと入念に書いて欲しいのですよ、私としては。
美少年はもうわかったからさぁ!と他の作品は思ってました。美少年、興味ない。
達吉、よかったです。
苦悩する大人の男!
ふ、どうせ男性作家には書けまいよ。
ことごとく悲劇だったのに対して、この話は違いましたし。


いろいろなことが興味深いアンソロジーでありました。
テーマ柄、同性愛の話しが多いわけですが、やっぱ男の人って女の人が好きなんじゃんという感じがしましたね。
美少年に女性的なものを感じて、そこに惹かれるわけですから。
で、もっと強く惹かれるのは男根らしい、と。え、違いますか。
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